ビーズアクセサリーで使用する基本的な工具の種類は多くはないので、 作るアクセの幅を広げるなら、基本工具3点(ニッパー・平ペンチ・丸ペンチ)は揃えましょう! |
■ニッパー (Side Cutting Nipper) | ▲ |
ワイヤーやピン、チェーン、テグスなどを切る工具。 少しの力でも簡単にカットできるようバネ付きで、両刃がぴったりとあったタイプ(刃のあわさり具合は右下参照)のものを用意するのがいいでしょう。 まず細い線をカットするタイプや趣味用のものを1本揃えておき、太めのチェーン・ワイヤーを使うような作品を作りたくなったら、強力ニッパーを1本揃えるのがいいでしょう。 * ニッパーの代用 ビーズにはまるかどうかわからないし、わざわざニッパーを買うのはちょっと・・・という場合、爪きりでも代用可能です(普通の形のタイプでは、狭いところに入りにくくちょっと使いずらいかもしれませんが、テグスをギリギリのところでカットすることが出来ます)。 職人さん手づくり等の高級爪きりはニッパーのような形状...爪きりとニッパーは近いものがあるかも。 *ニッパーについてもうちょっと詳しく知る 値段は大体500〜1000円位。貴和(ビーズショップ)で購入すると安い。 基本工具はニッパーとヤットがあればできる。 |
■平ヤットコ / 平ペンチ(Flat Nose Plier / Side Cutting Plier) | ▲ |
丸カンやピンなどを開閉したり、つぶし玉をつぶしたり、ボールチップを閉じるとき等に使う工具。 ビーズアクセサリー作りでは一番活躍する工具でしょう。 まず1本目のペンチを揃えるなら、モノを挟む内側に溝がなく、なるべく先端が細く、少ない力で挟むことの出来るバネ付きのものを揃えた方がいいでしょう(ペンチの場合、大は小をかねません)。 平ペンチは使用頻度の高い工具ですし、カン類を扱うにはペンチが2本あった方が便利なことも多いので、2本目のペンチを揃えておくといいでしょう(2本目は少し使い慣れてきてからでもいいと思います)。 2本目のペンチはモノを挟む内側に溝がなく、1本目のものとはサイズを少しサイズの違うもの(少し大き目のもの)を揃えて、作業によって大きいヤットコと小さいヤットコとを使い分けるといいでしょう。 モノを挟む内側(くわえ部)に溝があるものは、金具を傷つける可能性があり、オススメしません。 初心者の方で、どうしても挟むとすべってしまって...という方には溝がありすべりにくいタイプのものがいいかもしれませんが、慣れるためにも最初から、溝のないペンチを使用しましょう。 すべりにくい素材や加工が施されているものもあります。 日曜大工などに使用するような大きいペンチは重たく、細かい作業には不向きです。 *ペンチについてもうちょっと詳しく知る |
■丸ペンチ(丸やっとこ)/ ラウンドノーズプライヤー (Round Nose Plier) | ▲ |
Tピン・9ピンやワイヤーを丸めるときに使う工具。 先端が丸い形の、ピン丸めるための工具。平ペンチではピンをきれいに丸めることは出来ませんので、ピンを扱う場合には丸ペンチをかならず揃えましょう。 丸ペンチには両方の先端が丸くなっているタイプ(左写真)、片方の先端だけが丸くなっている(片丸)タイプ、片丸のもう片方が丸い先端に沿った溝のようになっているタイプ(下写真)、といろいろあります。 丸ペンチは1本あれば充分で、どのタイプでも構わないと思いますが、なるべく先端が細く、滑りにくい素材で作られ、少しの力でカット出来るようにバネ付きのものを揃えた方がいいでしょう。 片方の先が丸く、もう一方の先はそれに沿うように溝になっているタイプは、ピンやワイヤーを挟むだけで丸みがつくので、初心者の方には使いやすいかもしれませんが、溝にピンを挟む形式のため、金具に傷がつきやすいのが難点です。 慣れるためにも最初から、両丸/片丸タイプを使用しましょう。 *丸ペンチについてもうちょっと詳しく知る |
次の道具は必須ツールではないけど、あったら便利...なモノたち. |
■指カン (Jumpring Closing Tool) | ▲ |
丸カン・Cカンを開閉するときに使う道具。 丸カン・Cカンなどの口を開閉するときに、利き手と逆の親指または人差し指に指輪のようにはめて使います。 切り込んである溝に丸カン・Cカンの一方の端をはめて、もう一方の端を平ペンチでつかんでひねると、カンの口を開閉できます。 太さの違う溝があるので、カンの太さによって溝を使い分けます。 *指カンについてもうちょっと詳しく知る |
■目打ち (Awl) | ▲ |
千枚通しともいいます。安全ピンやクリップ、針、爪楊枝などで代用できたりもすることも多いのですが、1本あると便利! *バリ取り:人工パールビーズなどの穴の周りについているコーティングの余り(バリ)を穴に押し込める。詰まっているビーズの穴をきちんと開けたりするのにも。 *1本のテグスを固結びするとき:結び目の輪の中に目打ちの先を入れて、結び目を締めながら移動させ、輪から目打ちを抜いて、結び目をしっかりと締める。 *ビーズにテグスがとおりにくいとき:目打ちの先ですでに通っているテグスを刺さないように気を付けながら、ビーズの穴に目打ちを差し込んでテグスの通り道を空ける。押し込みすぎてビーズを割らないように要注意。 *カンなどが通るように、チェーンの穴に目打ちを差し込んで小さい穴を広げる。この場合は、下に厚い紙やゴム板などを置いて作業をするといいでしょう。 *ヒモ・テグスなどをさばく。 *ヘンプコードなどを編むときに、一端に刺して固定(仮止め)する。 |
■毛抜き (Hair Tweezers) | ▲ |
同じビーズに何度も何度もテグスを通したりするときなど、テグスをビーズの穴に通しにくいときに活躍するのが、毛抜きです。 テグスが通しにくいとき、テグスの先を少しカットして、平ペンチまたは毛抜きでテグスの先端部分をしっかりつまんでビーズの穴に通すと、手ではうまく通らなくっても、しっかり通ることがしばしば。 あとテグスが穴からちょっとだけ顔を出したままうまく出てこないときは、先っちょを毛抜きでつまんで引き出しましょう。この場合は平ペンチではダメ。ほんのちょっとのテグスでもしっかり掴むことが出来る、毛抜きではなくては! ビーズに使う毛抜きには、先端が細く、あわせ部分がぴったりとあったものを選びましょう。 |
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